シンガポール暮らしの必修科目:イスラム文化

シンガポール生活

シンガポールにはたくさんのイスラム教徒がいます。

シンガポール国民の約二割を占めるマレー系民族や、インド系の一部、さらにインドネシアマレーシアバングラデシュなどから国境を越えて働きに来ている人達の多くもイスラム教徒です。

image

シンガポールに住み、ここで働くことになれば彼らとの接触は避けられません。

日本ではほとんど馴染みのないイスラム文化。僕も最初は不用意な言動で要らぬ失敗をしたものです。

今日はイスラム教徒(ムスリム)の隣人や同僚と最低限うまくやっていくコツをまとめます。

◎ブタさんとアルコールは毒物か、もしくはウンコと考えると彼らの気持ちがわかる

ムスリムにとっての豚とアルコールは、日本人の感覚からすればウンコです。

汚い言葉ですが、これが彼らの感じ方を一番直感的にコピー出来ると、彼らとの会話から思いつきました。

日本のビジネスマンがやりがちな「乾杯の時くらいグラスに注いで飲む真似しなよ」みたいな言動がいかに失礼か直感的にわかると思います。

もしウンコを食べてしまったら一生のトラウマになるでしょう。それどころか、ウンコに触れた器具で調理された料理など、絶対食べたくありません。

それがゆえ、豚を含む食品を温めた電子レンジを、ムスリムは絶対使いたくないのです。

職場や共用のキッチンに電子レンジがあり、そこにハラルと書かれていたら、それはハラル認定を受けた食品しか温めてはいけません。

例え味噌汁でもダメです

image

市販の味噌にはアルコールが添加されているかもですし、ムスリムはアルコールが発生してるかもしれない発酵食品を好みません。アルコールはウンコですから。

ムスリムでないならハラルと書かれた器具には手を触れないのが無難です。

また普通、ウンコは話題としてふさわしくありません。(すいません)。こうした食生活について根掘り葉掘りきくのはムスリムを良い気持ちにはしませんので避けた方が無難です。

 

◎お祈りは絶対邪魔しちゃダメ

ムスリムの日常は一日五回のお祈りと共にあります。

そう聞くと苦行のような印象を受けますが、彼らにとっては神様に向き合い至高のリラックスを得る儀式なのです。

夕方の礼拝を終えモスクから出てくる人達の顔には一日が無事に終わった安堵を見て取れます。

なので、彼らの祈りを絶対邪魔しちゃダメです。

中には大切な仕事の真最中に勝手に中座してメッカに向かっている同僚もおります。よっぽど一言言ってやりたい気分になりますが、それをしてしまうとかえって面倒なことになるでしょう。

マジにめんどくさいですね。

そのせいか、マレー系シンガポール人の平均所得はインド系中華系に次ぐ最下位です。考え方によっては仕事より信条を優先させてるのですから、仕事で評価されないのは当然の結果とも言えます。
◎異性間のボディータッチは握手でもNG

僕はつい仕事でムスリム女性を紹介された時など、握手のために右手を出してしまうのですが、これはNGです。女性が男性の手を握るのもNGです。

握手もダメなので、肩を組んだり、キスしたりハグしたり全部ダメです。

たまに観光客の非ムスリム女性ならばと、触りたがりなムスリム男性がおります。

しかし彼らは最後の審判で地獄に落とされる運命の人達です。

かわいそうに。

image
◎すべては天国に行くため

そう、僕は最初「 マジかよ」と思いましたが、ムスリムが彼らの厳しい戒律を守るモチベーションは、紛れもなく「天国に行くこと」にあるようです。

昨今、イスラム国が無茶苦茶やるのはジハード(聖戦)で天国に行くため、という説明を日本語のニュースでも目にする機会が増えました。

とはいえ僕は話半分に聞いていたのですが、どうやら天国への憧れは事実のようです。

完全な無宗教の僕には、どこにあるのかも知れぬ天国や地獄に縛られたまま、今確実に存在する現世に制約をかけるのは不合理としか思えません。

まだまだ僕は信じるという行為について理解が足りないようです。

◎僕はムスリム文化を勉強し、彼らをリスペクトした上でいろいろ質問します

中華系シンガポール人の中には、最初からムスリムと壁を作り距離をとっている人達もいます。

正直いろいろ配慮がめんどくさいですからね。

でも、国境を無視して生きてる僕は、ムスリムも無視することはできません。

日常生活の中でムスリムと腹を割って話せるのは、外国人としてシンガポールに住んでいるメリットかもしれません。

シンガポール人のムスリムは温厚で知的ですので。

コーランの要約を読み、その手の解説書を理解したら、身近なムスリムに疑問をぶつけて見ると良いかもしれません。彼らから得る学びは今後の海外生活で活きてくるでしょう。

面と向かっては聞きにくいイスラム教徒への99の大疑問

Comments