ハルヴァを探しています

趣味

こんにちは、またまたいくさんですよ。明日のイブ夜は長屋のみんなとすき焼きパーティとなりました。地味に楽しみである。

 

さて、ここ2年ほど僕は「ハルヴァ」というお菓子を探しています。

はい!この時点でハルヴァ上級者の皆さんは脊髄反射で「米原万里」という名前を答えないと不合格です(なににだ

全てはこの本から始まっています。

旅行者の朝食 (文春文庫)
米原万里 著「旅行者の朝食」というエッセイ集に収められた「トルコ蜜飴の図版」という短編。ロシア語同時通訳にしてエッセイストの著者が、幼少期過ごしたソビエト連邦が運営するプラハの学校で、学友がお土産に持ってきたお菓子「ハルヴァ」に魅了されるお話です。

その後も彼女は生涯を通じてその時ひと口だけ食べた一級品のハルヴァを探し求めるのですが、その後1回偶然手に入ったのみで、生涯で2回しか食べられなかったのです。彼女はガンで若くして亡くなってしまうのですが、人生で2回しか食べられなかったという希少さ、そして彼女の美味しそうな文章表現で、この短編を読んだ人は高確率でハルヴァを探し求めるようになるというわけです。

日本では彼女の特集がテレビで放送されたらしく、今年帰国した時など実家の母がすっかりハルヴァ探求者になっていて改めてその影響力に面食らったものです。

さて、肝心の「ハルヴァ」ですが、見た目はこんな感じっぽい。

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マーガリンみたいな容器に入っていて、スプーンですくって食べるそうな。ただ、ハルヴァは東欧、ロシア連邦イスラム圏、中東の広範囲にわたって食べられているお菓子らしく、かなりバリエーションのある見た目、味が存在しているとのこと。中でもネットで調べるとよく出てくるのがオーガニック石鹸のような黒い塊を切り売りするタイプ。これは求める絶品ハルヴァではないとのこと。

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※出展 Der Liebling  ~蚤の市フリークの雑貨手帳~

というのも、本編の最後に大まかなレシピと作り方が書いてあるのです。ここには『ハルヴァの成分は極めてシンプル。砂糖と蜂蜜、サボン草の茎根、ナッツ類、それに穀物の粉』とあり、『材料の全てが砂糖もナッツも粉も泡状にならなくてはならない。そのために様々な技術が動員される』とある。

つまり、絶品ハルヴァは石鹸のような固形ではありえず、やはり泡というからには著者が食べたようにスプーンですくい取れるほど柔らかいものなのでしょう。

ちなみにハルヴァは伝統的に専門の職人によって作られ、彼らはガンダラッチと呼ばれるとのこと。カッコイイ。遊牧の戦士のような名前だ。

そんなわけで僕も情報化社会に生きる人間。著者のように東欧諸国を脚で探すよりは、ネットに答えを見つけようとしました。

すると。。。

普通にAmazonで売ってんじゃんwwww

はい、解決解決~!

と思ってレビューを見ると。。。なんとなく漂う「これじゃない感」

レビューにも『米原万里さんのエッセイを読んで期待値を上げ過ぎてはいけません』とかズバリ書かれちゃってるし。

でもまぁ来月センター試験で帰国しますので、適当に何種類かAmazonしてためしてみることにします。需要あるか知れませんが、一応レビューをネムラにあげようと思います。

やっぱり休暇とってポーランドあたりに探しに行かなきゃだめかなー。情報化社会は実に無力ですね。

読者の皆さんで、絶品ハルヴァについて情報をお持ちの方はぜひコメントください。出来ればシンガポールで調達できればいいのですが。。。

 

ちなみに米原万里作品で飛び抜けて面白いのが「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」。ソ連の崩壊からバルカン半島の戦乱を経て、バラバラになってしまった少女時代の友人たちを各国に尋ねに行くノンフィクション。単なる人間ドラマという以上に、彼女たちを翻弄した激動の歴史にひきこまれます。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実<嘘つきアーニャの真っ赤な真実> (角川文庫)
これはドキュメンタリーにもなっておりYoutubeで全編見ることが出来ます。本を読まないJessicaさんなどはこっちでも見てくださいな~

世界わが心の旅 プラハ 4つの国の同級生 米原万里 (1)

Comments

  1. けい says:

    初めまして。オーストラリア在住日本人のけいと申します。
    もうハルバは見つかりましたか?今日ハルバを見つけました。「旅行者の朝食」で読んだものとイメージがピッタリです。
    オーストラリアにあるドイツ系のスーパーALDIでギリシャ食品フェアをやっていて、偶然見つけました。ご在住の地域にALDIがあったらチェックしてみて下さい。

    • IKU says:

      けいさん、コメントありがとうございます(=^・・^=)
      ロシアのサンクトペテルブルクに行った知人に頼んで入手したハルバが、それまで食べたどのハルバよりも美味しくて、目を見張りました。けいさんがゲットしたハルバが、ギリシャ産のどのブランドかわかりますか?シンガポールは物流が政府系ファンドに統制されているので、おそらく手に入りません。ブランドやパッケージがわかれば、あらゆる手段で手に入れます。米原万里女史が二番目に食したハルバもギリシャ産だったような。期待(=^・・^=)!!