日本人がシンガポールで働くメリット・デメリット

シンガポールで出稼ぎ

超久しぶりです。いくさんです。

Jessicaさんのように海外旅行に出かけるでもなく、のんべんだらりんとした酔っ払い人生を謳歌しております。

あ、1月に帰国して女子高生に混じってセンター試験を受けてきましたよ。結果は河合塾のセンターリサーチをまとめて退職プータイムで公開します。ちょっと待ってね。

大学再受験の同志がいらっしゃいましたら是非ともに戦いましょう。

さて、今日はいつのまにかシンガポール3年目になってしまった僕が、素人目線でシンガポール生活の良い点、日本が恋しくなる点をあげてみます。

何をもってして良いか悪いかというのは人によりますが、基本的に日本で働いていた時の僕みたいな、日本脱出をもくろむも最初の一歩を踏み出せずにまた春がきちゃいそうな人を対象に書きます。

つまり、アラサー、独身、情熱はあるけど怠惰な感じw

なお、2017年版ダラリーマン向けシンガポール海外就職メリット・デメリットはこちらもご参照あれ!

シンガポールに移住して良かったこと困ったこと
先月(2017年5月)、経済産業省の若手官僚が作成した資料がネットで話題になった。内容に関して賛否両論あるようだけど、僕にはとても面白い読み物だった。日本の未来に大きな影響力を持っているにも関わらず、普段「匿名の存在」である官僚さん達の考え
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メリット

労働環境が良い

シンガポールの良さは、ほとんどこの一点に集約できます。治安がよいのも英語が通じるのも、すべては働き安さに通じるのです。

採用の時に労働条件がキッチリ提示されるので、日本のような理不尽は少ないです。つまり労働条件がキッチリ文書で示されているからこそ、理不尽なことがあれば戦うことができるのです。

また、仕事をするためだけにオフィスに行くので、日本に比べれば社内の人間関係に悩むことも少ないと思います。部下を友達と勘違いする寂しいおじさんはシンガポールでは成り立ちません。

僕は四年前に日本の仕事を辞め、リュックを背負って旅をしていたときに、このまま日本に帰らず海外で仕事をしてみようと考え始めました。

バックパッカーは基本的にお金を使う立場です。当時は日本の退職金を元手に外貨取引で生計を立てていました。

でも、宿屋の兄ちゃんから飲み屋で知り合ったサラリーマンまで、いまいる国で働く、お金を貰う立場になるとはどんな雰囲気なのか。これに注目しながら現地の人に接し、各国を巡るようになりました。

その結果、トータルで外国人にとって働きやすそうだと思ったのはシンガポールだったのです。

その後、紆余曲折を経て就職に成功し、転職を経て現在の仕事で3年目になった今も、この考えは変わりません。

シンガポール政府も国をあげて優秀な労働者の獲得に力を注いでいますし、外国人労働者にとって住みやすい国にするというその成果は、世界でも屈指であることは間違いありません。

海外旅行に行きやすい

Jessicaさんが毎月のように海外旅行に出かけていますが、彼女のような人は珍しくありません。有名なビーチリゾートが近隣諸国にたくさんありますし、タイやベトナムのようなバックパッカーの聖地もあります。

なにより空港へのアクセスが良い!地下鉄でも行けますし、大きな荷物があってもタクシーで2000円くらいでらくちん。国が小さいっていうのはこういうメリットもあるのです。

日本の場合、東京に住んでいても空港まで行くのがそもそも大変。そして飛行機が高くて時間がかかる。

これがシンガポールだと時に数千円のフライトでバンコクやバリ島に飛べてしまう。それこそ週末に弾丸で行くことも普通です。

ま、僕はおうちが大好きなので絶賛引きこもってますがw

いろんな言語を学べる

3人に1人が外国人である多民族国家シンガポール。シンガポール人の言語能力は非情に高く、国民全員バイリンガルなだけでなく3カ国語以上話す超人も珍しくありません。

共通語の英語、中国語、マレー語、タミル語だけでなく、他のなにかマイナーなアジア言語(タイ語、ベトナム語、タガログ語・・・)に興味がある場合は簡単に先生を見つけることができるでしょう。

フランス語やスペイン語が流暢なシンガポール人もいますし、ネイティブである欧州からの駐在員もたくさんいるので、それこそ本気で言語学習のパートナーを探すならアジアでこれ以上恵まれている国はシンガポール以外にないと思います。

なによりローカル・外国人を問わず言語に興味がある人が本当に多いので、例えば日本語に興味のあるシンガポール人と語学学習をキッカケに友達になれたりします。もし中国語やマレー語に興味があるのなら一石二鳥です。

日本食材、日本料理に簡単にアクセス

日本人が4万人住んでいるといわれるシンガポール。銀座の高級スーパー明治屋、高島屋のデパ地下がそのまま日本食材を在庫してくれています。

もちろん日本の値段よりは高いですが、北米や欧州各国、アジア諸国とくらべると安く、品ぞろえも充実しています。日本食材に関してこんな恵まれた国はたぶん他にありません。長く住んでいると、地理的に日本に近い上海や台湾にも時に勝ると感じます。

カマボコやだし巻き卵、煮豆や数の子も売っているので、さほどがんばることなく、正月のお節料理も自分でこさえることができる。

ホームシックになってもラーメン、寿司、牛丼をはじめ日本のチェーン店がそのまま出店してくれています。

デメリット

というわけで、いろいろな世界都市に比べてシンガポールが勝っている点をご紹介しましたが、もちろん完璧な国などなく、ここにも悪い点はあります。シンガポールの場合、これは主に国土が小さいことに起因します。

家がクソ

なんと言ってもまずはコレ。家が足りてない。

シンガポール人でさえ、結婚するまでは実家を出ないのが一般的。中華文化圏の習慣という面もありますが、一番の原因は若者の一人暮らし用の不動産が存在しないことにあります。

日本で言うワンルームマンションのような一人用の気軽な賃貸物件がないので、チームネムラの僕らのようにシェアハウスに住むか、あとはシンガポール人のご家庭にホームステイです。

普通に縁もゆかりもない家族が住んでいるアパートの一部屋を間借りするのです。これはプライバシーを重視する日本人にはハードルが高い。

なにせ生活音がモロに聞こえますし、一歩部屋をでると大家さん家族の日常があるのです。しかも安くない。コンドミニアムの場合、こんな環境に毎月10万円も払っている人も珍しくありません。

また、施工技術も酷い場合があり、下水の配管から下階に水漏れしたり(オェー!)集合電線に付属する変圧器と配線の不具合から電気製品がぶっ壊れたりします。古いHDB(公団住宅)など、もともとメンテナンスを考えて設計されていないために築数十年たってから大変なことになっている物件に住んでいる友人もいます。

勤務地を考えると他に選択肢がないのです。

エンタメが少なすぎて休日を持て余す

Jessicaさんが毎月のようにインドネシアのビーチを目指すように、国内に羽を伸ばせる場所がほとんどありません。

これは僕のような引きこもり体質の人にはまったく問題なく、むしろ周りみんな非リア充な状況に安心さえします。むしろシンガポールのメリットかも。

それでもやっぱり、たまには女の子を誘ってドライブしたいもの。

シンガポールの貧弱な余暇は、主にクルマが高すぎることに起因します。

クルマさえあればいくら国が小さくてもマレーシアまで運転してビーチリゾートを日帰りで楽しんだり、機材を積み込んで音楽を楽しみつつ南国の浜辺でBBQなんかもできます。

しかし、トヨタのワンボックスが1000万円近くするこの国で、そんなことができるのは一部のお金持ち。しかもマレーシアとの国境を越えるのに行きも帰りも大渋滞。。。イミグレ越えるのに片道三時間渋滞とか狂気の沙汰です。

このように飛行機に乗る以外に気軽に羽を伸ばせないという状況なのです。

親友をつくりにくい

これはある意味差別的であり、異論があることを承知の内容ですが、真摯真剣な僕の悩みなので批判を覚悟であえて書きます。

僕の人間性の問題ももちろんありますが、シンガポール人の親友ができないという話題は、日本人コミュニティに限らずいろいろな場所で聞くお悩み。

シンガポール人は一緒に働く上で優秀でとても気のいい人達なのですが、プライベートであまり自分の気持ちを表現してくれません。表情も固めであまり顔を崩して笑ったり怒ったりすることがないのです。

もちろん全員がそうではないし、これは僕個人の感想です。

そのため、一緒に時間を過ごしても本当はどう思っているのか、僕と過ごした時間に満足してくれたのか不安になることがあります。

例えば、映画を二人で見た後に僕が「あのシーンは感動的だったよ!次回作も是非見に行こうね!」と言ったとします。でもその返答が「そうだね。悪くなかった。」というそっけない感じ。

この反応に僕は(あれ、つまらなかったのかな)って思っちゃいます。でも、翌週にまた同じような映画に誘われたりして、いったい俺のことをどう思っているのかなと頭に???が増えるばかり。

カフェに行ってもそれなりなレストランに食事に誘っても、リアクションが薄すぎて寂しくなることがよくあります。

将来の夢や最近の悩み、好きな女の子のタイプや家族のゴタゴタ。そういう些細な心模様を共有して、共感してもらって深い関係になっていくというのが、僕の友達をつくるプロセスなのですが、シンガポールの人達はなかなか心を開いてくれず、なおかつ僕が見せた内面に対するリアクションも薄く、毎週会っていても親友になれたという実感がわかない。。。

これは4年住んでも理解できない部分です。なにか打ち解ける秘訣をご存じの方はぜひコツをご教示ください。結構マジに悩んでおります。

まとめ

さて、つらつら書いてきましたが長くなったのでこの辺で終わりにします。読者の方でシンガポールにお住まいの方は、是非好きなところ、お悩みなんかをコメントください。

今後書いて欲しいネタなんかも歓迎です。駄文乱筆ながらお役に立てればと思っています。

よろしくお願いします。

なお、2017年版メリット・デメリットはこちらっ!

シンガポールに移住して良かったこと困ったこと
先月(2017年5月)、経済産業省の若手官僚が作成した資料がネットで話題になった。内容に関して賛否両論あるようだけど、僕にはとても面白い読み物だった。日本の未来に大きな影響力を持っているにも関わらず、普段「匿名の存在」である官僚さん達の考え

Comments

  1. Ak says:

    シンガポール在住四年の者です。大筋において合意ですが、付け加えるならば、job securityが低い事と福祉の水準が低い事ですかね。

    Job securityは、どの業界で働くのかにもよるのでしょうが、シンガポールの労働法は雇用者が解雇し易い様になっているという事で、私も、沢山の同僚が斬首されるのを見て来ました。

    福祉に関しては、先ず健康保険が無い事です。会社が従業員用の保険を手配している事が多く、風邪を引いたとか水虫になった位の軽い病気なら良いですが、会社の保険は支払限度額が有るので、大病を患ったらどうしようという不安はあります。

    また、万が一の事があって働けなくなった時の障害者年金の様なものも無いので、私は国民年金に任意加入しています。

  2. IKU says:

    的を得た補足を頂きありがとうございました。

    大概の日本人のようにキッチリとリスクに備えた人生をシンガポールでおくるには日本以上のコストがかかります。これはデメリットですね。

    Job security、会社の都合でクビを切られる可能性、これは僕は全然アリだと思います。日本の電機メーカーのように、会社が傾くまで社員のクビを切れないと会社そのものが存続できませんし、そうすれば全員が露頭に迷うことになります。簡単に解雇できるからこそ、簡単に雇ってもらえるのがシンガポール。これが故、会社の業績不振でレイオフされても同業他社に転職するハードルは日本と比べ物にならないくらい低いと感じています。

  3. zo-san says:

    シンガポールで働くメリットの一つは、税金が安い、労働ビザで働いている場合には年金(CPF)、健康保険に加入しなくて良いことですかね。日本では、所得税、住民税、社会保険、年金諸々で、給与の1/3 以上を持っていかますが、シンガポールだと非常に低い所得税だけなので。

    シンガポール人の友達、うーん。私は、本当に友達と言えるかは難しいのですが、以前の部下とか、顧客で友達付き合いしている人とかですかね。現在の会社の同僚とか。家族の面倒を見る時間が長いので、積極的に友達付き合いしているとは言えませんが。趣味とか、旅行とか、いろいろと時間を共有する機会を作ることが大切ですかね。

    • IKU says:

      古い記事なのにコメント下さりありがとうございます。

      昨年1年間の税金が、日本で納めたひと月分の税金年金健保より安いので、これは確実にメリットですね。

      とはいえ、僕はCPFもないですし将来の不安も感じます。どこの福祉にもぶら下がれていない状態。明日事故に遭ったら全て失い死期を待つだけ。

      なので個人年金と民間の健康保険をいま検討してるのですが、これは高額。日本の保険や年金が魅力的にうつるほどに。

      総じて、アメリカ式の自己責任インフラに日本的なムラ社会が乗っかってるようなチグハグさに、シンガポールの面白さを感じる今日この頃です。

      よろしければまたコメントよろしくお願いします。