比較明合成で夜空を撮影すると面白い

趣味
比較明合成でレーザーを放ちまくるマリーナ・ベイ・サンズ様

ポケモン狩りにビンタン島へ行ったんじゃないよ

この前シンガポールからサクッと船でインドネシア領ビンタン島へ遊びに行きました。

すでにこの前ってほど最近でもないんだけど。。。

24時間の弾丸海外旅行だったんだけど、前回はインドネシアまでわざわざポケモン狩りに行ったような記事になっちゃっいまして。でも実はシンガポールでは達成できない大きな目的があったんだ。

それが比較明合成で夜空を撮ること

星を撮るには人里離れた暗い場所が必要

一年くらい前に日本の友達から二万円で中古の一眼レフカメラを買ったんだけど、どうにも出番がなくて最近まで完全放置。ぶっちゃけiPhoneで簡単キレイに撮れるじゃんてね。

でもここにきて一眼でないとできない撮影に出会っちゃいまして。軽く運命ってやつ。

それが夜空の撮影

そもそもiPhoneじゃ何分にもわたってシャッターを開けっぱにできないから、どんなにキレイな星空でも光が弱すぎて普通に撮影すると真っ黒になる。

でも一眼レフにはバルブモードという、シャッターボタンを押している間無限に開けっ放しにする機能がついてるから、三脚にカメラを固定して動かない状態でシャッターを数分間開放状態にすれば肉眼でも捉えきれないほどの星が写り込む。

しかし!

シンガポールみたいな大都会では街の明かりも同時に写り込むので、星どころの騒ぎじゃなく真っ白になってしまう。そんなわけで建物や大通りの街灯から離れた真っ暗な場所が必要なのに、シンガポールでほうぼう探してもどこも街灯が整備されていて、たとえ真夜中の浜辺でもウジャウジャ停泊する船の明かりで光害が半端ない。

星の撮影をするうえで、夜でも人口の光に邪魔されることを光害っていうらしい。

比較明合成(コンポジット合成)って?

でも実は、光害フリーな真っ暗な場所があっても長時間シャッターを開きっぱにしておくことは難しい。そもそも僕が持ってるような安い一眼だとセンサーのノイズが半端なくて、星だと思ったら全部ノイズだったみたいな悲しい結末になりかねない。

しかもせっかく暗い場所にいっても、撮影中にLINEの確認でスマホの画面開いた時点でその光が映り込み全部水の泡に。。。

そんなわけで、キレイな夜空を撮るためには高級デジタル一眼に大口径の明るいレンズが必要。金がかかってしょうがない。やってらんねーってずっと思ってた。

そこで僕みたいなものぐさな貧乏人の救世主になるのが「比較明合成」。

要は1分とか短い間だけシャッターを開けた暗めな画像でも、何枚も重ねあわせて擬似的に長時間露光したような効果を得られるという便利なやり方。

MBSで比較明合成を試してみる

まぁこんなグダグダな説明だと分かんないと思うので、実際にやってみましょう。

被写体はシンガポールの象徴、マリーナ・ベイ・サンズ様。

とりあえず対岸のマーライオン様の前に三脚をおっぴろげて普通に撮ったのがこれ。

Photo Aug 05, 21 44 36

バッチリ観光地だから周りもかなり明るい。こんな場所で長時間露光したら真っ白になるわけだけど、普通に撮っただけだから当然この通り綺麗だ。

で、これをまったく同じ構図で何枚も撮る。こういう夜の風景は適当に50枚くらい撮るといいと思う。この時注意しなければならないのは、重ねるときにブレないようまったく同じ視点から撮ること。三脚は必須。手ブレを一眼の低画質な液晶で確認するのは大変なので、その場でiPhoneにデータを移すとこんな感じになっている。

SDカードからiPhoneに写真を取り込んだとろ

SDカードからiPhoneに写真を取り込んだとろ

この状態ではなにが楽しいのかわからないんだけど、iPhoneの無料アプリでこれらを比較明合成するとあら不思議。レーザービームー!!!な、かっこいい写真のできあがりだ。

ちなみに50枚撮ったうち4枚は風や手の震えなんかで微妙に構図がズレていたので合成の対象から除外した。つまりこれは残り46枚の重ねあわせ。

比較明合成でレーザーを放ちまくるマリーナ・ベイ・サンズ様

比較明合成でレーザーを放ちまくるマリーナ・ベイ・サンズ様

比較明合成で星空の撮影に初挑戦

マリーナ・ベイ・サンズの場合は普通に写真とっただけだからシンガポールでもできる。でも被写体が星となると、最低1分は露光する必要があるので都会のシンガポールではできない。

そこでやっとビンタン島に行ったって話につながる。

ここまで1700字。

僕のグダグダなノリにお付き合いありがとうございます。

で、深夜にビンタン島ついてタンジュンピナンのホテルのそばで同じように比較明合成をやってみた結果がこれ。

ビンタン島タンジュンピナンの市街地で星を撮ったが明るい

ビンタン島タンジュンピナンの市街地で星を撮ったが明るい

葉っぱが写り込んでるのはドンマイとしても、全体的に明るすぎる。星は撮れているけどやっぱり光害の影響から逃れるのはインドネシアまで来ても容易じゃない。ぶっちゃけ車で山奥に行けばいいのだけど、土地勘のないインドネシアの田舎でイスラム国関係者と鉢合わせしちゃったら困るし今回は自重した。

で、帰りがけにBBTっていうビンタン島北部の港にいったらなんと!真っ暗!昨日の苦労はマジ何だったのだ。

1分露光を15回繰り返す。本当は100枚くらい撮りたかったんだけど、シンガポール行きの船の時間が迫っていたので15枚でしょうがない。

これをiPhoneに移して比較明合成すると、(・∀・)イイ!!感じじゃん!

ビンタン島BBTの暗闇で撮った15枚を比較明合成

ビンタン島BBTの暗闇で撮った15枚を比較明合成

で、しかも編集アプリでいじると目には見えない暗い星まで浮かび上がった。

これは大興奮だった。

更に画像処理でコントラストをいじると肉眼で見えない位星まで姿をあらわす

更に画像処理でコントラストをいじると肉眼で見えない位星まで姿をあらわす

比較明合成に必要なガジェットたち

やっぱ何をするにも物要りなんだよ諸君。諦めてポチってくれたまえ。

レリーズ

シャッターを開けっ放しにするのにこれが必要。これを一眼に繋いで、ヒモの先のボタンを押すと、カメラ本体に触ることなくシャッターを切れる。本体を少しでも触るとぶれてしまうのでレリーズは必須。

なかにはタイマーがついていて寝てても自動的に全部やってくれる高級品もあるっぽいけど、僕は改装前のフーナンセンターで5ドルで買ったレリーズで充分楽しめている。これはカメラのメーカーによって対応している製品が違うので注意。

 iPhoneでSDカードを読み込むドングル

デジタル一眼の荒いディスプレイで撮った写真を確認するのは結構つらい。そして何よりその場で簡単に比較明合成した結果を見たい。さらに、夜空を見に来たのに確認のためにパソコンを広げるのはなんか違う。

そんな悩みを一発解決するのがこのガジェット。最新iOSにアプデしていればiPhoneから直接SDカードを読み込むことができる。こいつにSDカードを突っ込んで、iPhoneのLightning端子に挿せば写真アプリが勝手に起動して一眼でとった写真を見たり保存することができる!

iPhoneで比較明合成をする無料アプリ

さっき紹介したドングルでiPhoneに取り込んだ写真をその場で比較明合成して楽しむにはこのアプリがおすすめ。なんと無料!開発者のShunsuke Osawa氏に大感謝。

Easy Lighten Blend

まとめ

そんな感じで比較明合成を使うと、普段何気なく通りすぎている夜景や星空で最大限楽しむことができる。あと、ビーチリゾートとか人が多くてダルいと思っちゃうものぐさな僕でも、星を撮りに行くとなるとテンションが上がる。まじでおすすめ。

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