City Hallに2015に出来た美術館「National Gallery Singapore」に行ってきた。
無能なことに絵を見るのに夢中で写真を全然撮ってなかったわ。
今回はいつにもまして文字ばっかの記事になっちゃう。勘弁ね。
建物がすでにユニーク
ユニークとか言っといて外観の写真がないというね。
駅名にもなっているシティホールと旧最高裁判所の歴史的な2つの建物をくっつけてリノベーションしてる。2つの建物は橋で繋がれていて頭上はガラス張り。
歴史とモダンが趣味よく合わさってるこの吹き抜けでは、僕が訪ねたときにはちょうど地元の室内楽サークルが演奏会を開いていた。石造りの壁と高い天井にクラリネットとファゴット(バソン?)の音が綺麗に響く。
この空間ではちょくちょくイベントが開催されているっぽいので、Webサイトで調べてから行くとより楽しめるかも。
東南アジアゆかりの美術品が集結
シンガポールの友人たちはマリーナ・ベイ・サンズのあるビル群を国の誇りにしていると思う。日本人で言えば富士山みたいな?
でも僕なら間違いなくこの新しい美術館を誇りに思うはず。
なんも下調べをしなかったので、有名どころの西洋画を成金趣味に集めたんじゃないのかな、と勝手に思い込んでいた。
ところがどっこい、広々とした館内は東南アジア地域に縁のある地元作家の作品ばかりが集まっていた。それがASEANの経済中心であるシンガポールであることに、特別な意味を感じる。
ここ100年以内に描かれた比較的新しい絵画がメインなわりに、理解の難しいコンテンポラリーアートにも拾い面積が割り当てられている。
東南アジアがヨーロッパ諸国の植民地だったころの作品が中心だけど、日本統治時代や太平洋戦争がテーマの作品も多くて、日本人としては少々気まずくなる場面もある。
人が少ないのが最高 笑
シンガポール人はあまり絵を見に行く習慣がないのか、観光客っぽい白人や、家族連れが多かった。それでも人は疎らで静かに落ち着いて見ることが出来る。
ベンチの数が少々少ないと思ったけど、誰も座ってないから疲れた時にも困らない。
収蔵作品は世界的に見れば有名じゃないし新しいのが多いけど、リラックスして絵を見たいなら最高の場所だ。
National Gallery Singapore
所在地: 1 St Andrew’s Rd, 178957
電話: 62717000
営業時間: 本日営業 · 10時00分~19時00分
※閉館時間を過ぎても追い出しが行われないのか、いつの間にか入り口が施錠され、職員が帰宅し、リアル・ナイトミュージアム状態に陥りました。閉館時間には気をつけてください。
Southeast Asian Art Museum | National Gallery SingaporeExperience the world's largest public display of modern Southeast Asian art at the National Gallery Singapore