素敵な缶がマダムに人気のクッキー「ブンガワン・ソロ」

シンガポール生活

日本で、納豆でガンが予防できるとテレビで放送されると、翌日納豆がスーパーから消える。

まぁ一週間経たずに在庫が回復するから別に問題ないんだけど、安易にメディアに流される国民性はどうかと思う。

シンガポールに移住した今も、そんな悪しきテレビの影響から逃れられない。

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シンガポール土産に大人気のクッキー

ある日、実家の母から突然メッセージが届いた。

母「ブンガワン・ソロを買ってきてちょうだい」

ブンガワン・ソロなんて知らない。話を聞くと、テレビで紹介されていたシンガポールのクッキーらしい。母よ、ミーハーにもほどがあるぞ。しかも僕が知ってるわけがない。クッキー嫌いだもん。

母「中身はどうでもよくて入れ物の缶が素敵なの!」

缶かよ!

母「お裁縫箱にちょうど良さそうで」

オマケの缶カラのためにお菓子を欲しがるとは。チョコボールみたいだな。とはいえまぁ、缶カラで親孝行できるならお安い御用。ノコノコとオーチャードの店舗に偵察に行ってきた。

銀座の一等地的な場所に君臨してらっしゃる、泣く子も黙る日系デパートTakashimaya様。

銀座の一等地的な場所に君臨してらっしゃる、泣く子も黙る日系デパートTakashimaya様。

ここの地下二階にブンガワン・ソロ様が入っている。

ここの地下二階にブンガワン・ソロ様が入っている。

ちなみにシンガポール人に高島屋はTAKAと呼ばれている。ここにテナントとして入っている紀伊國屋書店はKINO。本を買いたいというと「TAKAのKINOに行け」と言われるのだが、当初何のことかわからなかった。

めっちゃデパ地下。ここは日本だと言われれば普通に信じるレベル。

めっちゃデパ地下。ここは日本だと言われれば普通に信じるレベル。

ありました。ブンガワン・ソロこと「Bengawan Solo」。

ありました。ブンガワン・ソロこと「Bengawan Solo」。

これがお裁縫箱にちょうどいいらしい缶カラ。

これがお裁縫箱にちょうどいいらしい缶カラ。

確かに中高年女性のハートをガッチリ掴みそうなデザイン。日本人の友人にこの話をしたら、彼女のお母様もまったく同じ反応(缶が素敵、中身は要らぬ)だったらしく、テレビの影響力を痛感するとともに、軽視されるクッキーが可哀想になった。

で、これがその可哀想なクッキーたち。

で、これがその可哀想なクッキーたち。

っていうかお前らかよ!!

っていうか君らかよ!!

流石に僕もこのクッキーは知ってる。旧正月に贈答品として家や会社に山と積まれるものの、ほとんど消費されることなく3月半ばになると人知れず片付けられちゃう可哀想なクッキーたちじゃん。

その壮絶な余り方から察するに、シンガポール人もあまり好きじゃないと思う。大きなオフィスだと贈答品の量も多いからそれこそ抱えるほど余る。見かねたお節介オバちゃんがデスクを廻って配り歩いたりするんだけど、僕はクッキー苦手だから大迷惑。

そのオバちゃんは尋常じゃなくお節介なので、僕など新人の頃に無理矢理たくさん食べさせられたものだ。あの唾液を全部もってかれる感、歯と歯茎と舌と食道にまとわり付く感。

完全にトラウマだ。

親孝行ムリ!

母「試食して美味しいのを買ってきて」

って無理!試食ムリっす。

母よ。クッキーが嫌いで親孝行を放棄する不肖の息子をどうかお許しください。

※素敵な缶カラを適当に3つくらい実家に送ることにしました

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