近未来が到来しているChoa Chu KanでLRTに乗ってきた

シンガポール生活

読者の皆さんの大半が日本にお住まいのようなので「Choa Chu KanのLRT」とか意味不明と思う。Choa Chu Kanというのは東京で言えば多摩センターみたいな、シンガポールの「ザ・郊外」の街である。多摩センターには多摩都市モノレールが走っているけど、Choa Chu KanにもLRTが走っている。LRTってのはこんなやつ。

ちっこくて可愛いだろう。僕はLRTが大好きで、郊外に行く用事があればわざわざ遠回りして乗りに行くくらいだ。先週、RICOH「GR2」というカメラを奮発して買ったので、意気揚々と電車を撮りに行った。鉄ヲタだからね。

右がMRT、左がLRT。ちっこさがよく分かると思う。右のMRT赤線は運転手がいるんだけど、左のLRTは自動運転。

LRTはシンガポールの象徴であるHDBと呼ばれる高層アパートを縫うように走る。二両しかないしバスでいいじゃんと思うけど、空気を汚さず渋滞しないLRTは住宅地にぴったりだ。

ところが問題もあって、このように洗濯物など丸見えなんだよね。人々の生活の本当にすぐとなりを走る。

こういう社会問題をテクノロジーで解決するのがシンガポール流。家々に特に接近するエリアでは、覗き見防止のために窓ガラスが自動的に曇りガラスになる。かっこいい。左の普通のガラスが、右のようにさっと曇って何も見えなくなる。ちなみにこの右側のガラスはぶっ壊れて曇りっぱなしになってた。せっかく良い機材を導入しているのにメンテが甘いのもシンガポールっぽい。

LRTは自動運転なので、運転席がなくかぶりつき放題。こんなのお子様が狂喜しないわけがない。ちゃんとそこら辺も考えられていて、大きく取られた前後の窓には広めのお子様スペースがある。最高だな。

車窓はこんな感じ。どこまでも続くような高層アパート群。やっぱり圧巻。

 

上の画像は「自宅で立ち読み〜フォトリーディング・インストラクター大嶋友秀がすすめる本のブログ」様より引用

ただ、僕はミヒャエル・エンデ「モモ」に出てくる、時間泥棒の暗躍している灰色の街を思い出してしまう。シンガポールが上手くできた計画都市であることは間違いない。でもその部屋を手に入れるために、ローンを背負って老後のリタイアを指折り数えるような人生は嫌だな。

LRTはChoa Chu Kan以外にも、シンガポール島東北部のSengkangやPunggolにもある。観光で行くにはちょっと遠いけど、電車が好きなら「シンガポールの庶民の暮らし」に触れてみてはいかがでしょうか。

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