昨夜は仕事上がりにJessicaさんと待ち合わせ、彼女がおすすめする韓国資本のカラオケ店「VOICEBOOTH」へ行ってきた。

僕の普段のストレス発散方法と言えば、睡眠、瞑想、風呂、散歩などなど、独りで静かにできることだ。先日話題になっていた「タイプ別ストレス解消法」では静的で浄化系。16性格診断テストでも内向的な人間という結果が出たし、根っからの引きこもり体質なんだな。

でも、こんな僕でもたまには友達と騒いだりしたい。いわば日陰の人生ゆえ、社交的な性格への憧れがある。ちょうどそんなタイミングだったので、思ってたよりカラオケをずっと楽しめた。
他人の目を気にしない空間
Jessicaさんも書いている通り、人口密度が世界一のシンガポールでは至る所ヒトまみれで、常に他人の存在を気にしながら生活することになる。
それに加えて、日本で言えばカラオケや漫画喫茶みたいな、そこら辺にある手軽な「プライベート空間」が存在しない。日系カラオケはちらほらあるものの、人口に対して数が少ないので常に混雑しているし、またその値段から「気軽に」とはいかない。
そんな中、この韓国系カラオケ店は平日の夜だったこともあり、空いていてほぼ貸し切り。全く並ばずに入れた。しかも料金も日本の夜のカラオケと大差なく、まさに仕事帰りに気軽に行ける貴重な「プライベート空間」であった。

大声を出すってイイね
僕は内向きな人間なので、騒いでストレスを発散するよりは、引きこもって削がれたエネルギを回復する方が性に合ってる。これは確かなんだけど、昨夜2時間半歌った後の爽快感は、最近味わったことがない懐かしいものだった。思えば学生時代はよくカラオケにいったもんだ。最近なんで足が遠のいていたんだろう。
英語や韓国語の歌を自然に歌えるJessicaさんと違い、日本語オンリーな僕が海外のカラオケで歌える曲は限られる。でもこのカラオケ店は日系じゃないのに日本の歌がたくさん入っていた。まぁ日本のDAMとかJoysoundとは比べられないけれど。
特に、韓国で流行った日本のドラマの主題歌とかが多かったかな。他にもL’Arc~en~Cielが異常に充実していたり、選曲担当者の趣味が色濃く出た圧倒的アットホーム感。あと、歌詞がおそらく耳コピの手打ちで、うまく聞き取れなかったんだろうなという部分は日本語が適当で、ところどころ面白いことになっていた。
行くなよ!ぜったい行くなよ!
いやこの前、明治屋の冷凍サンマがお手頃で美味いって話を書いたじゃん。そしたら先週僕が買いに行ったとき見事に在庫枯れてて。完膚なきまでの品切れですよ。改めて我らがNameless.Lifeの影響力に震え上がったわ。
というわけで、このカラオケ店は他人の目を気にしせずに騒げるいわば砂漠のオアシス、現代に残されたシンガポール最後の秘境である。なのでこの記事を楽しく読んでくれた良い子のみんなは絶対行っちゃらめなんだからねっ!