誰かに何かを贈るというのは、かなりハイコンテクストな行為だ。
そもそも人が喜びそうなものを考えるのが難しいし、相手の文化や宗教が違うと日本の常識では推し量れないマナーや、意外な失礼グッズが地雷のように埋まっている。しかも、そういうハイコンテクストな情報は日本語で検索しても上手くヒットしなかったりする。
海外に住んでいると文化の違う人へのプレゼント選びで途方にくれる。そこで今日は、僕が裸足で地雷を踏みながら集めた貴重な情報を大公開(=^・・^=)!
中国・中華系の人たちへ送るとNGなプレゼント
オススメギフト情報は巷に溢れているので、中華文化圏の人に贈るとマナー違反になってしまうNGプレゼントをご紹介しよう。
時計
これね、失敗しちゃったんだよな。クリスマスのプレゼント交換で中国籍の女性に時計あげちゃった。時計がNGなのは、中国語で時計を意味する「时钟」と、死を意味する「送终」の発音が似ているかららしい。
だから時計を贈るのは「死ね」と言うメッセージなんだと。これはヤバい。知っててやったなら北京ダックにされちゃうレベル。
「时钟」は置き時計や掛け時計を意味すると思うんだけど、発音が違う腕時計「手表」も贈り物として良くないらしい。
あれ?でもBugisとかシンガポールのお土産屋には、おもちゃみたいなやっすい時計が投売りされてるぞ?あれは中華系以外の人を対象にしているのだろうか。謎だ。
うちわや扇子
日本に帰国したら和柄の扇子や千代紙のうちわなんかを買って、シンガポールへお土産として持って帰るかもしれない。とこがコレがNGである。まさにトラップ。
扇子のようにあおぐものを贈ると「お前は邪魔だ」「私の前から離れて」と言うメッセージになるのだそう。日本では逆に扇子は末広がりで縁起物なのにね。
ハンカチ
オタクなシンガポール人に、アニメ柄のハンカチやハンドタオルとかお土産に良さそう。これもやりがちなNGだ。ハンカチを贈ると「泣いてさよなら」と言うメッセージだそう。
あ、でもこれは聞いたことあるぞ。小学生のときに、転校していく女子がクラスメートにハンカチ配って去っていった。たぶん日本にもこのマナーはあるな。
まぁオタクなシンガポール人は伝統的な価値観よりも素直にアニメのハンドタオルがほしいと思うので、本人に確認してからあげれば普通に喜ぶと思う。
靴
靴はサイズがあるのでプレゼントにすることはあまりないと思うけど「もう会えない」「君から去っていく」と言うメッセージになるそう。
ハサミや包丁などの刃物
まぁ刃物をプレゼントすることもあまりないと思うけど「絶交」を意味するらしい。
中華文化圏には迷信が多すぎる
そんなわけで、中華文化圏の人にプレゼントを贈る際は、これらの失礼になるNG物品を避けましょう。
それにしても中華文化圏には都市伝説が多すぎる。我らがネムラでは以前、シンガポールで広く信じられている迷信「ドリアンとビールの食べ合わせで死ぬ」ってやつを体を張って検証した。まぁ見事に迷信だったわけだけど。
中華文化圏にはタフな人が多いので、そんな簡単に死なないと思うんだけどな。他にもこういう死ぬ死ぬ系の迷信がたくさんあるので、ネタに詰まったら順次検証していきたい。
ちなみに次はJessicaさんが体を張る番ですよ(=^・・^=)